クリエイティブコモンズ
クリエイティブコモンズについて
CREATORS BANKは、作品の著作権表示にクリエイティブコモンズを採用しています。
クリエイティブコモンズライセンスとは、法律や技術に関する専門的な知識がなくても、誰でも自分の生み出した作品を、自分の好きな条件で、インターネットを通じて世界に発信することができる画期的なライセンスシステムです。
クリエイティブコモンズとは
クリエイティブコモンズの登場以前、インターネット上での作品を公開は、著作者の意図しない不正な利用を防止するために、ほとんどのウェブサイトで All Rights Reserved、つまり許可のない作品利用を禁止する著作権表示がされていました。
しかし中には、作品をもっと沢山の人に利用してもらい、インターネットを通じて作品の魅力をより多くの人に知ってもらいたいと感じているクリエイターも多いはず。
クリエイティブコモンズの登場により、ライセンスを作品ごとに掲載することで、クリエイターの著作権を保持したまま、作品を利用したいユーザーは、クリエイターに連絡を取らなくても、決められた範囲内で作品を利用することができるようになります。
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Case 01
- ライター
- ミュージシャン
そんな時にこのマーク!
作品に名前(クレジット)の記載を希望するクリエイターさんは
「表示」アイコンを含んだラインセンスマークを。「作者のクレジット表記」で利用可能!
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Case 02
- イラストレーター
- 主婦
そんな時にこのマーク!
第三者による作品の改変・編集を心配するクリエイターさんは
「改変禁止」と「非営利」アイコンを含んだラインセンスマークを。「作者のクレジット表記 + 改変しない + 商用利用しない」で利用可能!
4つのマーク
クリエイティブコモンズのライセンスマークは、簡単な4つのアイコンの組み合わせによってできています。
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表示
このアイコンが付いた作品を利用する人は、作品を創作した人(著作者)の氏名、作品のタイトルなど、作品に関する情報を表示しなくてはならないことを表します。
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非営利
このアイコンが付いた作品は、営利目的で利用してはならないことを表します。もちろん、別途許諾を取ることにより営利目的での利用が可能になりますので、営利目的で利用したい場合には、作品の権利者にコンタクトしてください。
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改変禁止
このアイコンが付いた作品を利用する人は、作品を改変してはならないことを表します。
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継承
このアイコンが付いた作品を改変して利用する場合、改変することで新たに生み出された作品は、当初の作品のライセンス条件を継承し、同一の組み合わせでライセンスされなければならないことを表します。例えば、あなたが「表示」と「非営利」のアイコンが付いた作品を改変して新しい作品をつくった場合、その作品は必ず「表示」と「非営利」のアイコンを付けた条件で公表しなくてはなりません。
ライセンスパターン
上記にて記載した4つのアイコンの組み合わせにより、
利用条件に合わせた6パターンからライセンス表示を選択することができます。
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表示
- 許可する内容
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- 作品をコピー・頒布・展示すること
- 作品を営利目的で利用すること
- 作品を編集・加工して派生作品をつくること
- 利用する条件
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- 制作者のクレジット(名前・作品名等)を表示させること
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表示・非営利
- 許可する内容
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- 作品をコピー・頒布・展示すること
- 作品を編集・加工して派生作品をつくること
- 利用する条件
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- 作品を営利目的で利用しないこと
- 制作者のクレジット(名前・作品名等)を表示させること
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表示・継承
- 許可する内容
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- 作品をコピー・頒布・展示すること
- 作品を営利目的で利用すること
- 作品を編集・加工して派生作品をつくること
- 利用する条件
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- 制作者のクレジット(名前・作品名等)を表示させること
- 作品を利用・公開する際には、本作品同様のCCライセンスを表示させること
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表示・非営利・継承
- 許可する内容
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- 作品をコピー・頒布・展示すること
- 作品を編集・加工して派生作品をつくること
- 利用する条件
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- 作品を営利目的で利用しないこと
- 制作者のクレジット(名前・作品名等)を表示させること
- 作品を利用・公開する際には、本作品同様のCCライセンスを表示させること
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表示・改変禁止
- 許可する内容
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- 作品をコピー・頒布・展示すること
- 作品を営利目的で利用すること
- 利用する条件
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- 制作者のクレジット(名前・作品名等)を表示させること
- 作品に編集・加工を加えないこと
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表示・非営利・改変禁止
- 許可する内容
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- 作品をコピー・頒布・展示すること
- 利用する条件
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- 作品を営利目的で利用しないこと
- 制作者のクレジット(名前・作品名等)を表示させること
- 作品に編集・加工を加えないこと
CCライセンス利用における注意点
わかりやすい作品ライセンスの表示により、豊かな情報流通と文化の発展を促進させるクリエイティブコモンズ。
それはクリエイターの可能性を大きく広げる画期的な仕組みです。しかしながら、クリエイティブコモンズラインセンスの利用はメリットだけではありません。クリエイター・作品利用希望者が誤った認識で作品を公開、再利用することにより思わぬトラブルに遭遇する可能性もあります。クリエイター・利用希望者の皆さんは、以下の点に注意してください。
【クリエイターの方】
- 自分に著作権がない作品、またはその可能性のある作品をCCライセンスの元公開しないようにしましょう。著作権侵害になる場合があります。
- 写真作品に人物が写っている場合、その人に無断でCCライセンスの元、写真作品を公開しないようにしましょう。肖像権など、人物の権利を侵害する可能性があります。
- 利用者とのトラブルをさけるため、利用に関する詳細な注意事項や希望事項等がある場合は作品の備考欄やプロフィールに必ず記載しておきましょう。
【利用者の方】
- ライセンスは作品ごとに指定されています。作品のライセンスは全て同じではありませんので、利用したい作品のライセンスを確認の上利用を検討してください。
- All Rights Reservedアイコンはクリエイティブコモンズライセンスのアイコンではありません。作品の一切の無断利用・転載が禁止されている作品となりますので、くれぐれも再利用しないようにご注意ください。
- 再利用の目的が作品のライセンスで許可されている範囲を超える、またはその可能性がある場合には、著作者であるクリエイターとのトラブルを避けるため、再利用を控えるようにしましょう。
クリエイティブコモンズの普及には、クリエイターと再利用を希望される皆さんのマナーや配慮が大切です。
お互いが気持ちよく作品を提供、再利用できるように皆さんのご協力をお願いいたします。